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2015 WTCC( World Touring Car Championship) 第2ラウンド“モロッコ”トム・コロネル選手ロアル・モータースポーツ・シボレー、昨年の悪夢が再来。

WTCC 2015年シーズン第2戦は、モロッコラウンド。コンクリート・ウォールに囲まれたマラケシュ・ストリートサーキットがその舞台だ。この過酷なコースで思い出さずにはいられないのが昨年のレース。スタート直後のストレートで、ホンダに乗るべナーニ選手にプッシングされ、コンクリート・ウォールにフロントからヒットしてしまった大クラッシュ。
昨シーズンの初戦、またクルマをシボレーに変更しての初戦でもあったこのマラケシュでの大クラッシュにより第2戦をキャセルせざるをえない悪夢となった。
そのリベンジを誓った今年のマラケシュ、ボディカラーもDHLイエローに一新されたこともあり好成績が期待されたが、なんとレース1、レース2ともオープニングラップに他車からプッシングされ、クラッシュ&リタイヤと昨年の悪夢の再来となってしまった。
予選は、マイナーなマシントラブルがあったものの、Q2に進み9番グリッドを獲得した。
WTCCの場合はレース2では10位までのリバースグリッドとなるため、9位はレース2ではフロントローのスタートとなり、トム・コロネル選手のいつも通りのクレバーな予選運びが光る。

しかし、レース1のスタート直後の第一コーナー、長いストレートからのフルブレーキングでなんとチームメイトのトム・チルトン選手がブレーキをロックさせターンインを始めたコロネル選手の右フロントに接触。サスペンションが破損したDHLシボレーは、何とかピットまでたどり着くが、フロントロースタートのレース2への大事を取って、レース1をその場であきらめ徹底した修復を行う。

そしてフロントロースタートのレース2。スタートダッシュは悪くはないが、異次元の速さを見せる3台のシトロエンにかわされてしまう。そしてこの後再びコロネル選手を悪夢が襲う。4番手のポジションをキープしているストレートで、ホンダに乗るミケーレス選手に執拗なプッシングを受け1コーナー手前でたまらずスピンし、またもコンクリート・ウォールの餌食となってしまうのだ。怒り心頭のトム・コロネル選手だが、これでジ・エンド。同じくADVAN Racing RSIIを履くトム・チルトン選手のシボレーがシトロエンに続く4位に入ったことが、ロアルモータースポーツチームのせめても慰めであった。

次戦は第3戦ハンガリー。DHLイエロー・シボレーの活躍に乞うご期待!

ロアルモータースポーツ・シボレー
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第2戦モロッコの動画
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