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TOKYO AUTO SALON 2019 Report

オートサロン会場
毎年1月の恒例行事となっている「TOKYO AUTOSALON 2019」が、2019年1月11日から13日の3日間、千葉市美浜区の幕張メッセ国際展示場で開催された。
東京オートサロンは日本最大級のカスタムカー、チューニングカーの祭典。1983年に当時晴海にあった東京国際見本市会場で「東京エキサイティングカーショー」としてスタートし、1987年から「東京オートサロン」に名称を変更。年円規模が拡大し、1997年は場所を東京ビックサイトへ移動し、1999年から現在の幕張メッセとなる。
第37回目となる2019年は、前回に引き続き1~11ホールに加えイベントホールも使用し、大規模のカスタムカーイベントとして開催となった。3日間の合計来場者数が33万人以上と、今年も多くの方が訪れた。
YOKOHAMA WHEEL ブース
YOKOHAMA WHEELも定番となっているハイセンスなスタイルでブース出展。YOKOHAMAホイール主要ブランドの全カラーを展示。
今回のオートサロンでは、2019年春に発売を予定している「ADVAN Racing R6」、さらに2019年夏頃に発売を予定している「ADVAN Racing RSⅢ」、2018年に発売し大好評の「ADVAN Racing TC-4」のニューカラー「レーシングホワイトメタリック&リング」、ADVAN Racing ブランドのフラッグシップモデルの「ADVAN Racing GT」に試作カラー「マシニング&ブラックコーティッドグラファイト」など、新しいデザインと追加カラーがオートサロンで登場となった。

今回もブース内には3台のデモカーを展示。
ADVAN Racing R6
1台目は、HKS R35 GT-R。エアロパーツは低いリアスポイラーとアンダースポイラーのみだが、黒いカーボン柄のボディが、存在感を放っていた。そのGT-Rの足元にはADVAN Racing R6の20inchを装着。カラーはレーシングキャンディレッド。黒いボディに深みのある赤が際立っている。サイズはフロント、リア共に20inch 12.0J +20(5hole PCD114.3) 。

ADVAN Racing RZII GTR-Design
2台目もHKSのデモカーであるHKS S660 。マットホワイトのボディにHKS GT100R PACKAGEターボチャージャーキットを搭載。スタイルも走りも両立させたその足元には、フロントには新たにGTR Designで15,16インチを発売予定しているADVAN Racing RZIIの16inch 6.5J +35を装着。リアは同じくADVAN Racing RZⅡの17inch 7.5J +38を装着している。カラーはレーシングブロンズ。

ADVAN Racing RSⅢ
3台目は、オリジナルランデュースの86。定番のカラーリングにVARISのエアロを装着。この86には今年夏頃発売予定のADVAN Racing RSⅢを装着。
ADVAN Racing RSⅢ
サイズはフロント、リア共に18inch 9.5J +45(5hole PCD100.0) となっており、カラーは左側にレーシングホワイトメタリック&リング、右側にはレーシングキャンディレッド&リングを装着している。

ADVAN Racing R6
そして、今回のオートサロンで登場となったホイール。最初に紹介するのは2019年春に発売を予定している「ADVAN Racing R6」。
2018年10月のアメリカ・セマショウで突然発表されたADVAN Racingの新商品がこのR6となる。細身の6本スポークにディープリム設計、リムはステップ形状、この新しいホイール”R6”のルーツはADVAN Racing RG-D2である。
RG-D2デザインの持つ可能性を20インチ化でさらに進化させるというのが開発の基本コンセプトであり、 大口径ホイールとして最高のスペックを追求するため当然の選択肢として金型鍛造製法が採用された。
この流れもまさに18インチのTCⅢから20インチのGTが生まれた過程と同じだ。しかし、確かに同じ流れではあるが、ADVAN Racing GTの単なる二番煎じの発想ではない。RG-D2の持つステップリム形状は20インチ+ワイドリムでGTとは違うディープリムの世界を展開できるとの確信があったからであり、そしてこの確信はセマショウ発表の試作ホイールの完成で現実のものとなったのである。
6本スポークは絶妙な細身をキープしながら20インチの恩恵であるロングスポーク化を実現している。特筆すべきはそのコンケイブ形状で、スポークがステップリムの内側から立ち上がってくることで独特の湾曲したラインを描く。この湾曲したスポークの側面には、スポークの股部分も途切れずにつながる“アドバンスドサイドカット”が施され、軽量化ばかりでなく、その湾曲形状をさらに強調する効果を発揮する。そしてR6の最大の特徴であるステップ部分を持つディープリム形状も、大口径ホイールの迫力を遺憾なく発揮するとともに、スポーツホイールの原型とは元来こうしたデザインであるとの気概すら主張する。
ADVAN Racing GTがもつ雰囲気とはまったく違った世界がここには存在するのでる。ディープリムの深さは、スタンダードミディアムエキストラの3タイプ。いずれもステップ部分を含めるとGTよりも深い値を実現している。カラーは、定番の“マシニング&レーシングハイパーブラック”(Machining & Racing Hyper Black)と新色となる“マシニング&ブラックコーティッドグラファイト”(Machining & Black Coated Graphite),そしてイメージカラーとなる“レーシングキャンディレッド”(Racing Candy Red)の3色設定。スポークに刻まれるADVAN Racing R6のロゴは、GTプレミアムバージョンと同じ3次元加工機による彫り文字仕様である。

ADVAN Racing RSⅢ
次に紹介するのは、2019年夏頃に発売を予定している「ADVAN Racing RSIII」。
ADVAN Racing RSは、ブランドを引っ張る存在である旗艦モデルとして2001年に登場し、そのRSも2009年にはRSIIとしてデザインのブラッシュアップを行なった。そして、RSⅡはWTCCへの供給を始め、その精緻なデザイン性と性能でADVAN Racingの存在を世界に知らしめた。
2019年、RSシリーズについに第3世代が登場することとなった。基本の10本スポークデザインはもちろん普遍だが、今回のモデルチェンジでは大きくそのイメージを変化させている。最先端の強度解析のデータから、スポークの縦断面の高さが強度に大きく関係することがわかっており、ADVAN Racing RSIIIは3モデル中もっともスポーク断面が高い設計が施される。一方でホイール正面からのスポーク幅はRSIIに比べさらに狭く、よって抜群の細身スポークが実現されている。しかもそのスポークの側面両サイドにはそうした細身の断面積にもかかわらず、しっかりサイドカット処理も施工され最先端鋳造ホイール技術の高さを見せつける。もちろんそのサイドカットは、スポークの股部分がとぎれなく繫る“アドバンスサイドカット”処理で、股の部分がつながっていなかったRSIIのサイドカットよりの進歩がここにも見て取れる。またRSIIでは、STANDARD-DesignとGTR-Design の2フェイスのスポークコンケイブ設定だったが、RSIIIでは新たにSuper GTR-Designを加え3フェイスの設定とした。これにより、サイズバイでより迫力のあるフェイスを選択できることとなる。カラー設定はまだ未定だが、2019カタログに掲載したCG画像のカラーは有力候補であり、カラーバリエーションでもRSⅡからの大きな飛躍を印象付ける設定になることは間違いない。

ADVAN Racing RZII
15/16inch GTR-Design
3つ目に紹介するのは、新たにGTR Designで15,16インチを発売予定している「ADVAN Racing RZII  15/16inch GTR-Design」。
2年前に登場したRZII 15,16インチは、15インチが5.0Jから6.0J、16インチが5.5Jか7.0Jのワンフェイスの設定であり、その制約の中で最大限にかっこいいスモールADVAN Racingをデザインされていた。
しかしその後に登場したRG-D2の15、16インチは、RZIIのワンフェイス設定から1歩進めた2フェイス構成、つまり5.0Jから6.5Jまでのスタンダードデザインに加えて、7.0Jから8.0JまでのGTR-Designも設定された。そしてその湾曲したコンケイブ形状は、スモールインチだからこそ可能なエキサイティングな造形であり、その興奮がRZII 15,16インチにもGTR-Designを追加する直接の原動力となったのである。
さらにRZIIではGTR-Designを少しでも多くの人に選択してもらえるように、RG-D2に対して半インチ幅狭の6.5J(15inch inset+35, 16inch inset+42)からの設定にした。もちろんコンケイブ形状は、スタンダートデザインの従来サイズとは一目瞭然の迫力を実現している。

ADVAN Racing TC-4
Racing White Metallic
4つ目には大好評に新色ホワイトメタリック&リングが追加設定された「ADVAN Racing TC-4 Racing White Metallic」。 TCIIIからのモデルチェンジバージョンとして、昨年登場したTC-4。2018東京オートサロンで発表されると、ADVAN Racing GTに迫るカッコよさを持つ新たな5本スポークデザインホイールとして大きな話題を呼んだ。その話題は7月の発売と同時に現実の人気へと変わり、日本国内はもとより海外からも多くの注文が続いている。
そのTC-4に新色が追加される。純白のソリッドホワイトかと思いきや、よく見ると微細のメタリックが入っている。この微粒子メタリックがホワイトに独特の深みと艶を与えている。しかしメタリックホワイトにありがちな黄味にはけっして傾かない。今回の色追加のために調色した新塗料である。現状でもすでに4色の設定があるTC-4だが、この新塗料での試作ホイールのすばらしさが5色目の設定を決断させた。

ADVAN Racing GT
Machining & Black Coated Graphite
最後に紹介するのが、試作カラーとしてADVAN Racing GTに施した、「ADVAN Racing GT Machining & Black Coated Graphite」。
ADVAN Racing R6でも設定予定のこのカラーをADVAN Racing GTでオートサロンに展示。マシニング&ブラックコーティッドグラファイトは多くの方から問い合わせや要望を頂いた。
このカラーもこれからのトレンドになることは間違いない。

オートサロンで発表となった新商品の発売日、サイズ等の詳細は決定次第当サイトでご案内致します。

 

YOKOHAMA WHEEL ブース
YOKOHAMA WHEEL ブース
YOKOHAMA WHEEL ブース
YOKOHAMA WHEEL ブース
YOKOHAMA WHEEL ブース
YOKOHAMA WHEEL ブース
HKS R35 GTR + ADVAN Racing R6
HKS R35 GTR + ADVAN Racing R6
HKS R35 GTR + ADVAN Racing R6
HKS R35 GTR + ADVAN Racing R6
HKS S660 + ADVAN Racing RZII GTR-Design
HKS S660 + ADVAN Racing RZII GTR-Design
ORIGINAL RUNDUCE 86 + ADVAN Racing RSIII
ORIGINAL RUNDUCE 86 + ADVAN Racing RSIII
ORIGINAL RUNDUCE 86 + ADVAN Racing RSIII
ORIGINAL RUNDUCE 86 + ADVAN Racing RSIII
YOKOHAMAホイール主要ブランドの全カラー展示
YOKOHAMAホイール全ブランドの全カラー展示
YOKOHAMAホイール主要ブランドの全カラー展示
YOKOHAMAホイール全ブランドの全カラー展示
YOKOHAMA WHEEL ブース 多くの来場者で賑わっていた
YOKOHAMA WHEEL ブース 多くの来場者で賑わっていた
ホイール企画/デザインCMP 萩原 修氏
ホイール企画/デザインCMP 萩原 修氏