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World Time Attack Challenge 2014 report

WTAC 2014
WTAC 2014
2014年10月16日〜18日の3日間、オーストラリア・ニューサウスウェールズ州シドニー・イースタン・クリーク郊外にあるイースタン・クリーク・レースウェイにて、チューニングカーのタイムを争う、「World Time Attack Challenge 2014」が開催された。

2014年も2台のYOKOHAMA Wheelを装着したタイムアタックマシンがエントリー。 1台は、ProクラスにエントリーしているトップフューエルのS2000「TOP FUEL ZERO1000 S2000RR」。ADVAN Racing GTを装着。
もう1台は、R35 GTRクラスにエントリーしているHKSの1000馬力オーバーマシン「HKS Racing Performer GT1000+」。ADVAN Racing GT Premium Versionを装着。

谷口信輝選手
谷口信輝選手
そして、この2台でアタックするドライバーは、SUPER GTや、D1などで活躍する谷口信輝選手。

TOP FUEL ZERO1000 S2000RR
TOP FUEL ZERO1000 S2000RR
16日は17日、18日に向けての練習日となり、この日の走行は15分が2本。この限られた時間の中でマシンのセッティングを決めなけらばならない。練習走行でTOP FUEL ZERO1000 S2000RRは1’29.1をマークし、HKS Racing Performer GT1000+は1’32.6をマークし、課題を残しながら練習走行を終えた。

10月17日(1日目)
谷口信輝選手
谷口信輝選手
1日目のアタックは、TOP FUEL ZERO1000 S2000RRから始まった。3本のアタックがあり、1本目の時間は、まだ気温も低く、タイム出すには絶好なコンディション。
開始早々から良いタイムを期待していたが、足回りのトラブルによりコース上でストップ。その修復で2本目もキャンセルし、何とか3本目の走行に間に合わせ、1’27.2をマークした。
TOP FUEL ZERO1000 S2000RR
TOP FUEL ZERO1000 S2000RR
一方、HKS Racing Performer GT1000+はサスペンションのセッティングを変更し、1本目をスタート。1分34秒台と思うようなタイムを出せない。
2本目のアタックでも1’33秒台。その時、同じくGT-Rでアタックするトップシークレットのマシンはは1’32.2をマークしている。
HKS Racing Performer GT1000+
HKS Racing Performer GT1000+
HKSスタッフも焦る中、再度サスペンションのセッティングを変更し、ニュータイヤに履き替え、再度アタックした結果、1’30.838をマークし、この時点でR35 GTRクラスのトップとなった。

10月18日(2日目)
2日目は3本アタックと上位のマシンのみ走れるシューアウトという4本のスケジュール。 HKS Racing Performer GT1000+はアタック3本目とシューアウトのみの走行と決め勝負に出る。
TOP FUEL ZERO1000 S2000RR
TOP FUEL ZERO1000 S2000RR
TOP FUEL ZERO1000 S2000RRは、1回目の1アタックで、またもやマシントラブルでコース上でストップ。2回目のアタックでもトラブルが発生し、トップフューエル陣営は修復に追われた。

3回目のアタックで、HKS Racing Performer GT1000+とTOP FUEL ZERO1000 S2000RRの両車輌のアタックとなった。
TOP FUEL ZERO1000 S2000RRは自己ベストを更新し、1’26.870をマークした。しかし、この直後、エンジントラブルによりここで終了となった。
HKS Racing Performer GT1000+
HKS Racing Performer GT1000+
一方、HKS Racing Performer GT1000+はアタックラップで電気系トラブルでまたもやコース上でストップ。タイムは計測できなかったが、最後のシュートアウトには残ることが出来た。

最後のシューアウトは、18:30から開始となり、HKS Racing Performer GT1000+のみのアタック。すでに日も暮れ、気温も下がり、タイムアタックとしては絶好のコンディションとなった。
R35 GT-Rクラス表彰
R35 GT-Rクラス表彰
HKS Racing Performer GT1000+はニュータイヤに履き替え、更にブーストを上げてアタック開始。今までのアタックの中で一番良い感触でアタックをしていると、またもや4コーナーでエンジントラブルによりストップ。ここで終了となり、HKS Racing Performer GT1000+は1’30.838でR35 GTRクラスのトップとなり(総合10位)、TOP FUEL ZERO1000 S2000RRは1’26.870で総合5位となった。


 

TOP FUEL ZERO1000 S2000RR
TOP FUEL ZERO1000 S2000RR
HKS Racing Performer GT1000+
HKS Racing Performer GT1000+
TOP FUEL ZERO1000 S2000RR
TOP FUEL ZERO1000 S2000RR
HKS Racing Performer GT1000+
HKS Racing Performer GT1000+
谷口信輝選手
谷口信輝選手