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2021 New Item

2020年のオートサロン会場

2021年1月15日。
本来であれば、今日から3日間、千葉県の幕張メッセで、日本最大のカスタムカーの祭典「TOKYO AUTOSALON 2021(東京オートサロン2021)」が開催される予定だったが、ご存知の通り、新型コロナウィルス感染が予想以上に拡大したことにより、中止を余儀なくされた。

今年もYOKOHAMA WHEELは、定番となっているハイセンスなスタイルでブースで、YOKOHAMAホイール主要ブランドの全カラーを展示と、3台のデモカー展示を予定していた。

ここでは、展示を予定していた、2021年発売予定の「ADVAN Racing GT BEYOND 18,20inch」、『ADVAN Racing RG-4」「ADVAN Racing Oni2」を紹介していきたい。

ADVAN Racing GT BEYOND 18,20inch

2020年に鮮烈なデビューを飾ったADAVN Racing GT BEYOND 19インチ。そのGT BEYONDにさっそく20インチと18インチが登場し、18インチから20インチまでの鉄壁のラインナップが完成する。
19インチと同じアウターリム深さを一定としタイヤ表組(tire front mount)形状とすることにより、大型ブレーキの装着を可能とするバレルリム・プロファイルを採用。またリム幅とインセットは、複数のコンケイブを設定することにより各サイズで可能な限りの迫力あるフォルムを実現しているのも同様である。具体的には20インチでは4コンケイブ、18インチでは5コンケイブが設定される。
基本となる5本スポークデザインは、従来のADVAN Racing GTと比べてよりストレートなラインを基調とし、センターへの落ち込み感をよりダイレクトに印象付けることに成功している。スポーク側面の股と先端部分にのみ施されるサイドカットは、一目でGT BEYONDとわかるアイコンの役割を果たし、もちろん今回の20インチ、18インチにも採用されている。
スポーク上のADVAN Racing GTロゴは、3次元加工機のよる彫り文字仕様。MOLD-FORM FORGEDとともにBEYONDのロゴも刻印される。今後、従来からバレルリムを採用していた現行ADVAN Racing GT 18インチは、今回登場するGT BEYOND 18インチとバトンタッチする予定。
一方、20インチについては19インチ同様に現行GT Premium Version が引き続き並行販売される予定だ。20インチが装着可能な車種ユーザーにとっては、ディープリムのGT Premium Versionか、迫力コンケイブのGT BEYONDか、悩ましい選択になるに違いない。

ADVAN Racing RG-4

ADVANホイールブランドにRacingの文字が加わり、ADVAN Racing として現行ラインアップとなった最初のモデルがRGである。
サーキットでのプロダクションレースと全日本選手権でのADVANワークス・ジムカーナマシンへの装着を前提に開発された軽量ホイールが、Racing & Gymkhanaから頭文字を取ったRGだった。
そのRGがついに第4世代に突入する。
細身の6本スポークという基本デザインは初代から変わらない。しかし第4世代は、歴代随一のアグレッシブなデザインを獲得している。スポーク幅は先代RGⅢよりわずかに幅広にデザインされたことによりその存在感を一層際立たせ、設定される3種類のコンケイブ形状、すなわちスタンダードデザイン、GTRデザイン、スーパーGTRデザインは、いずれも直線的なフォルムを基本とし、曲線基調の他のADVAN Racing キャスティングホイール群とは一目で一線を画すことがわかる。
スポーク外周部の大きくえぐり取られるように凹んだあと再び立ち上がる立体的なその造形は、ADVAN Racing TC-4やRSⅢよりもさらに大胆にデザインされ、まるで鍛造ディープリム6本スポークホイールのADVAN Racing R6をそのままフルフェイスデザインしたかのようなインパクトを持つ。
各スポーク側面にはもちろんサイドカット加工が施され、スポーク間の股部分も連続的につながる“アドバンスド・サイドカット”が採用される。
リム部分にはブランドのアイコンでもある“ADVAN Racing”のロゴが凸文字で配置され、その天面が3次元加工によりダイヤカット処理されているのも定番の仕様である。
カラーバリエーションは、生粋のスポーツホイールをより際立たせる、レーシングハイパーブラックとレーシングホワイト、この2色は外周リング部分をダイヤカットした仕様となる。これに加えてもう2色、レーシングコッパーブロンズと久々の登場となるセミグロスブラックのリング無し仕様も設定される。
全色に新ロゴとなったRG-4のスポークステッカーが付属する。ADVAN Racing RG-4は、まずは18インチのみで登場する。

ADVAN Racing Oni2

ADVAN Racing ONI2は、けして旧車狙いの復刻ではない。初代ADVAN Racing ONIは、当時一世を風靡したオニキャン車、特にS14シルビア・180SXをターゲットにした3ピースモデルだった。
しかし今回の“オニ2”の開発コンセプトは、今でも一部の愛好家によってたくましく生き続けているそうした旧車達ではなく、ずばりKカーやコンパクトカーがターゲットの1ピースモデルである。よって発売されるサイズも15/14インチのPCD100, 4ホールのみとなり、幅やインセットも通常の車両でも装着可能な5J+45から設定される。
車高やキャンバーをオニのようにセッティングしなくていいのである。では、何がオニ2なのか?
それは一からデザインし直されたトライアングルデザインの復活に他ならない。初代ADVAN Racing ONIの原点となったのは、トライアングルデザインの元祖と言えるADVAN A3A。そのADVANスピリットの原点を復活させることこそが、ADVAN Racing ONI2のコンセプトである。
1ピース構造によって生まれ変わったデザインをよく見て欲しい。オニ2のすべてがこのデザインに込められている。15・14インチとも、リム深さの違うスタンダードデザインとGTRデザインを設定し、より深リムのGTRデザインは15インチで8J、14インチで7Jまでをラインアップする。さらにスクエア型ナットホールやディスク面の凹文字ロゴなど、往年のデザインの要の部分はしっかりと受け継がれている。ちなみに凹文字ロゴは3次元加工機による削り出しで、リム部分のロゴ文字も熱転写プリントによる標準仕様。スモールインチホイールとしては異例のこうした豪華仕様は、ADVANスピリット復活に対するYOKOHAMA WHEELの矜持に他ならないのである。

今回紹介した新商品の発売日、サイズ等の詳細は決定次第当サイトでご案内致します。

 

2020年のYOKOHAMA WHEEL ブース
2020年のYOKOHAMA WHEEL ブース
2020年のYOKOHAMA WHEEL ブース
2020年のYOKOHAMA WHEEL ブース

ADVAN Racing GT BEYOND 18,20inch

MACHINING & RACING HYPER BLACK 20inch
MACHINING & RACING HYPER BLACK
20inch
MACHINING & RACING HYPER BLACK 18inch
MACHINING & RACING HYPER BLACK
18inch

ADVAN Racing RG-4

RACING HYPER BLACK & RING
RACING HYPER BLACK & RING

ADVAN Racing Oni2

MACHINING & RACING CANDY RED
MACHINING & RACING CANDY RED
MACHINING & CHAMPAGNE GOLD
MACHINING & CHAMPAGNE GOLD
MACHINING & BLACK GUN METALLIC
MACHINING & BLACK GUN METALLIC
MACHINING & DIAMOND CUT
MACHINING & DIAMOND CUT
ホイール企画/デザインCMP 萩原 修氏
ホイール企画/デザインCMP 萩原 修氏